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アバンテガレージ管理人が展開する日々をつづった日記です。 主に、ミニ四駆、パワプロ、日常生活、あと撲殺天使とかも。 まぁ、見てやってください。
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『恋恋の夏5話』

小波(あおいちゃん遅いなぁ・・・)

非常に良い天気の今日。普通なら練習をしているはず。
が、今日は休日。
そして例の罰ゲームによって、
早川とバッティングセンターに行かないといけない小波は家の中で早川を待っている。

小波(何してんだろ?)

そして昨日の事を思い出してみた。





(カーン!)
ジョージ「センター!矢部君、絶対捕りなよ!」

矢部「ガッテンでやんす!」

(パシッ!)

矢部「捕ったでやんす!」

ジョージ「当たりまえだよ!早く返球してよ。次、ショート!」

練習が始まってわずか三日。
しかし野球愛好会はかなりチームワークが良くなった。
今は見てのとおり五人でノック中だ。
え?後の二人?もちろんイチャつい・・・(ry
じゃなくてピッチング中です。

(パーン!)

小波「ナイスボール!いい感じだね、あおいちゃん。」

あおい「あったりまえでしょ!」

小波「ハハハ・・・・
じゃ、次シンカーね。」(前回書いた能力はプロ入り後ということで。)

あおい「オッケー。」

こちらもわずか三日ながら息のあった練習をしている。

(スパーン!)

あおい「ちょっとずれたかな?」

今日は平日最終日。つまり明日は練習は無い。
皆が練習にいっそう力を入れている。
小波と早川も例外でなく、いつも以上の数の投げ込みをしていた。
とそこへ。

はるか「あおいー、小波さーん。そろそろ休憩ですよー。」

二人「「はーい」」

実は七瀬は早川がピッチャーをしているという事を知って、ピッチングに関する本、健康に関する本を読破し、
今では、アイシングはもちろんの事、マッサージはプロ級、機材の使い方もきちんと知っっている。
休憩時間のタイミングもぴったりである。実際、今でも早川のコントロールは徐々に落ちてきていた。

あおい「ふぅー疲れたね。」

小波「うん。あ、はいパワリン。」

あおい「ありがと。」

パワリンを飲みながら話す二人。内容はもちろんピッチングの事。

あおい「ねぇ、ボクのフォーム崩れとかない?」

小波「うーん、特には無いけどやっぱまだコントロールが定まらない感じかな。
こればっかりは走りこんで足腰鍛えないと。」

あおい「それしかないよねー。(ゴクゴク)」

パワリンを飲み干す早川。と、同時にあの話題を振った。

あおい「ね、前のゲームした時の罰ゲームだけどさぁ。」

小波「(ブッ!)・・・ゲホゲホ!ちょ、いきなりなに?」

小波は思わずパワリンを噴いた。まぁあれだけの大差で負ければ当然だろう。

あおい「明日だよね?」

小波「そ、そうだけど何?」

あおい「どこに集まる?」

小波「罰ゲームなんだからあおいちゃんが決めてよ。」

あおい「じゃ、明日7時ごろに小波君の家に行くね。」

小波「分かったよ・・・。」




そう。確かに早川は7時と言ったはず。しかし時計はすでに8時30分を指している。

小波(いったいいつなったら来るんだ?)

そんな事を考えているとチャイムが鳴った。

(ピンポーン)

小波「(あおいちゃんかな?)はーい。」

扉を開けると案の定早川が立っていた。

小波「遅いよ。あおいちゃん。」

あおい「ごめん。これ作ってたから。」

ひょいとあげたのはランチボックス(パワプロやってる人はオチが分かるはず。)

小波「あ、お弁当作ってくれたの?」

あおい「うん。お昼からもやるでしょ?」

小波「うん。あおいちゃんもたまには女の子らしい事するんだね。」

あおい「たまにはは余計だよ!」

小波「ごめんごめん。じゃ、行こうか。」

公園の横を通り、駅の方へ。
ちなみに駅のすぐそこにバッティングセンターがある。
二人が歩いているとある人物が現れた。

矢部「あー!小波君何してるでやんすか!オイラの愛しのあおいちゃんと一緒に!」

厄介な奴が現れたものだ。

小波「違うよ。これからあおいちゃんとバッティングセンターに行くんだよ。」

あおい「そうそう。」

矢部「でもオイラ見たらデートにしか見えないでやんす!うらやま(バキッ!)」

あおい「そんな言い方しない!変態はゴミ箱で眠ってなさい!」

(ドンッ!カポ!)

矢部はゴミ箱に入れられた。

(・・・あおいちゃーん、出してほしいでやんす。)

あおい「一生そこでそうしてなさい!行こ!小波君。」

かなり怒っているらしい効果音でいうと「ドス!ドス!」って感じの歩き方で早川は歩いていく。

小波「う、うん。」

(小波くーん出して欲しいでやんす!)

小波「ごめんね矢部君。」

(小波くーーん!!!)

・・・前にもこんな事あったよな。


場所は変わってバッティングセンター。

あおい「さぁ、やるよ!」

小波「うん。」

二人は両替機で両替し、130kmのゲージに向かった。

あおい「まずは小波君から。お手並み拝見ね。」

小波「うぅ・・・そういわれるとやりづらい。」

と言いつつ、バットを握り、300円を入れる小波。

小波「あんま見ないでね。」

そう言いつつゆっくりと構える小波。

あおい(掛布だ・・・)

そう。以前書いたように小波は掛布の打法です。以下掛布説明。

背番号31、四代目(三代目と言う説も。)ミスタータイガース。
ドラフト6位で阪神に入団。
が、オープン戦で実力が認められ、一軍定着。
その後の活躍は皆の知っての通り。
1985年の優勝時にはバース、掛布、岡田のバックスクリーン三連発は今でも多くの人に語り継がれている。

あおい(・・・ますます見たくなっちゃった。)

(ビシュッ!)

マシーンより投じられた球。インコースギリギリいっぱいといったところ。
普通の打者なら空振りだろう。

(カーン!)

鋭い金属音がバッティングセンターに響き渡る。

あおい「う、そ・・・」

小波「あ、あれってもしかして・・・」

本人もビックリの打球の行方はバッティングセンターでよくあるホームランゾーン。
ちなみにこのバッティングセンターではこれに当たると賞品をもらえる。

アナウンス「130kmのゲージでホームランを打たれた方は賞品をお渡ししますので後ほど受付まで来てください。」

あおい「すごいじゃん。」

小波「う、うん。(たまたまなんだけどなぁ。)」

小波は次のボールが来ているにもかかわらず、唖然としている。
それほど信じられなかったんだろう。
それをある男が見ていた。

???「ほぅ・・・なかなか面白いじゃないか。」

あおい「・・・小波君、早く打たないと。」

小波「あ、うん。」

やがて50球をすべて打ち終えた小波は早川とともに受付へ行った。

小波「あのー、すいません。さっき130kmでホームランを打ったものなんですが・・・」

受付嬢「おめでとうございます!
当バッティングセンターではホームランされた方に賞品を渡す事になっています。
どれかおひとつ好きなものをどうぞ!」

差し出された賞品を見る小波。そして

小波「・・・あおいちゃん、好きな奴選んでいいよ。」

あおい「え?でも君が打ったんだし・・・」

小波「いいのいいの。いつもはあんな当たりないし。たぶんあおいちゃんが居たからだよ。
いい意味で緊張したから。」

あおい「え、でも・・・」

小波「何遠慮してんのさ。ほら。」

あおい「う、うん。」

そういうと早川は賞品を選ぶ。

あおい「じゃあこれでお願いします。」

受付嬢「はい、どうぞ。
ではありがとうございました。またのお越しを。」

小波「で、何にしたの?あおいちゃん。」

あおい「ん、木製バット。」

小波「あれ?グローブとか無かったっけ?」

あおい「ボク、グローブ要らないし。大体小波君が当てたんだから小波君が貰わなきゃね。はい。」

小波「あおいちゃんらしいや。」

そういって小波はバットを受け取った。

あおい「その代わりそのバットで毎日素振り1000回だよ!」

小波「ひぃ!やっぱあおいちゃんは厳しいや(汗)」

そんな他愛も無い会話をしていると一人の男が現れた。

???「おい、君。」

小波「はい。なんでしょうか?」

???「さっきのバッティング見てたよ。突然だが僕と勝負しないか?」

小波「・・・失礼ですがどちら様でしょう?」

猪狩「おっと、これは失礼。僕は猪狩守と言うものだ。」

小波「!!あのあかつき大付属の・・・」

あおい「え?あかつきってあの名門の?」

あかつき大学付属高校。その名も知れた甲子園出場の常連校だ。
だが最近は甲子園に出てもあまり目立った活躍が無い。

猪狩「良くご存知で。その通り。僕はあかつき大付属のエースだ。
どうだい?勝負してみるのもいいだろう?」

小波「いいだろう。受けてたとう。」

あおい「ちょ、本気なの小波君?相手はあかつき大付属のエースだよ!?」

小波「分かってるよあおいちゃん。でも今なら打てる気がするんだ。」

あおい(目つきが変わった・・・)

いつに無く真剣な小波。強い相手になるほど燃えるのだろう。
ちゃらんぽらんな普段からは想像もつかないオーラを発している。

猪狩「決まりだね。じゃあすぐそこの河川敷でしようか。」


場所は変わって河川敷・・・

猪狩「勝負は三球。そのうち一本でもいい当たりがあったら君の勝ち。
・・・まぁそんな事は無いだろうけど。」

小波「分かった。それでいい。」

あおい(あのあかつき大付属のピッチャーだ。きっと球も速い。
いや、それだけじゃない。きっと変化球も相当のはず。小波君はどう打つつもりだろう・・・)

猪狩守「じゃあいくよ・・・」

ワインドアップモーションに入る猪狩。
小波はグッとバットを持ち直した。

(シュイーーーン!)

猪狩から投じられた球は唸るように小波のほうへ向かってくる。

小波(今だ!)

小波は全身全霊のスイングをした。

(カン!)

小波「クッ!」

猪狩「(まさか僕の球を一球目で当てるとはね。)・・・二球目、投げていいかな?」

あおい(ざっとみて140km中盤は出てたんじゃ・・・さすがね。)

小波「・・・あぁ。」

(シューン!)

先程より少し遅い球。おそらく130kmくらいだろう。

(クンッ!)

小波(しまった!これは変化球か!)

(ブーン!)

あおい(カーブ!それもかなりの変化だ。)

猪狩「さぁあと一球だよ。」

小波「よし・・・来い!」

猪狩(これが・・・打てるかな?)

(シュオォーー!!!)

あおい(!!速い!さっきのどの球よりも!)

小波(大丈夫!これなら・・・)

(カーン!)

猪狩「何!?」

(シュイィーーン!!!・・・ポチャ)

あおい「やった!小波君の勝ちだ!!」

小波「・・・これでいいんだな?」

猪狩「完敗だ。でも次は負けない。・・・名前は?」

小波「小波龍武だ。」

猪狩「覚えておこう。また会えるのを楽しみにしている。」

小波「あぁ。」

そういって猪狩は河川敷をあとにした。

あおい「すごいじゃん小波君!あかつきのエースに勝ったよ!」

小波「たまたまだよ。」

急に緊張感が無くなった。いつもの小波に戻っていた。

あおい「いや、あれはたまたまじゃないって。」

小波「そう言ってくれると嬉しいよ。」

あおい「んもう、恐縮しすぎ!
あ、そろそろお昼だね。ご飯にしようか。」

小波「わーいあおいちゃんのおべん・・・と、だ・・・」

小波はランチボックスの中を見て絶句した。

あおい「ん?どうしたの小波君。」

小波「なにコレ?」

あおい「なにって・・・玉子焼き。」

小波「こんなのは玉子焼きじゃなくてかわいそうな卵だよ!
・・・で、これは?」

あおい「これはおにぎり!」

小波「なんかご飯が黒いんですけど!!無理。絶対食えない!こんなものはぁぁぁ!!」

あおい「そんなこと言わずに食べるの!!(グイッ)」

早川は小波の口に玉子焼き(かわいそうな卵)を押し込んだ。

小波「んーーsfにkvぽmlvwrfぢおkp」

あおい「どう?どう?」

早川は味がどうか聞いている。

小波「(ここはおいしいと言っておこう・・・)う、うんなかなかおいしいよ?」

青ざめた顔で小波は言う。

あおい「良かった。まだいっぱいあるからどんどん食べてね?」

小波(まだあるのー!?)

その後、小波は早川の弁当をすべて食べさせられ、その晩はトイレを離れられなかったそうだ。

あとがき

作者「辛い・・・何より全然寝てません。寝させてください。」

あおい「ってかこの小説内の小波君って作者だよねぇ。」

小波「うん。そうだな;不幸だし。」

矢部「でも小波君より野球下手でやんす!」

ジョージ「顔も酷いな。」

作者「はいはい分かりましたよ。どうせ5時間も掛けてるのに北橋は駄目だしをいっぱい食らわすんだ!!」

あおい「えー、作者が壊れだしたので、次回予告!」

小波「次回はあおいちゃんにからむ女子!」

矢部「パワプロやってる人はすぐ分かるでやんすね。」

あおい「あ、ケンカはしないよ。」

一同「それでは6話お楽しみに!」
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『恋恋の夏』


『チュンチュン・・・』
小鳥のさえずりが聞こえる。まさしく日本の朝といえるだろう。
そんな中、小波は練習に勤しんでいる。

『ブーン!ブーン!』

あおい「小波くーん」

小波「ああ、あおいちゃん。」

ふうと息をつき、バットにもたれかかる小波。

あおい「そろそろ行かなくちゃ、遅れるよ。」

小波「あ、もうそんな時間?用意もしてあるし行こうか。」

と、庭から出ようとした時、小波はあることに気づいた。

小波「ん?あおいちゃん、玄関前に居る子は?」

あおい「あ、紹介がまだだったね。はるかー、出ておいでよ!」

早川が玄関口まで行き、連れて来たのは七瀬である。

あおい「この子が昨日言ってた、はるかね。」

はるか「よ、よろしくお願いします。」

小波「よろしく!」

非常に小さな声で挨拶する七瀬。
説明は2話でしているので不要だろう。

あおい「じゃ、行こうか。」

小波「あれ?矢部君は?」

あおい「そういえば昨日ゴミ箱の辺りで見たような・・・ま、いいや。いこ!」

本当は早川が入れたのだが・・・(ガンッ!)
だ、誰だ俺を殴ったのは。

小波「う、うん!」

なにかモヤモヤするが何か言ったらまた早川に殴られるのだろうと小波は気にしないでおいた。

ちなみに矢部はこの後、神社のゴミ箱の中から神主さんによって救出されたのであった。


場所は変わって恋恋高校部室前。

あおい「さぁ、やるよ!」

小波「あ、あおいちゃん、張り切るのはいいけど荷物持って・・・」

小波は早川に七瀬の家の真新しい掃除用具をすべて一人で持たされていた。
さすがに野球をしてきた小波でも三人分の掃除用具を一人で持つとなるとかなりつらい。

あおい「あ、ごめんごめん。すっかり忘れてた。」

小波「忘れないでくれぇ・・・」

はるか「だ、大丈夫ですか?」

すかさず小波に駆けつける七瀬。さすがはお嬢様、といったところか。

小波「な、なんとか・・・」

七瀬「良かった。じゃ、お二人で頑張って下さいね」

小波「はいよ!・・・って、えぇぇ!?なんで?七瀬さんは?」

あおい「小波くーん!これ持ってー!」

すでに部室内に入った早川に一緒にマットを出すよう言われる小波。
もちろん言われるがままに手伝う。
と、しばらくして早川は何かを見つけた。

あおい「・・・こんなものなんであるの?」

早川が見つけたのは本だった。

小波「んー、何それ?」

あおい「なんか野球の本みたい。
・・・野球部無かったのに。」

小波「どれどれ」

と手にとってホコリを払い、題名を見てみる小波。

小波「『野球超人伝』?いかにも怪しい本だな。」

あおい「そんな事より早く掃除済ませようよ!」

小波「そうだね。」

しかしそうは言ったものの、小波はこの本が少し気になった。
しばらく考え、どうしても気になったのでかばんにしまった。

小波「・・・・これで良し!」

あおい「何してんの?早く早く!」

小波「はーい。」

その後も怪しいものがたくさん出てきた。
教科書、鉄腕ア○ムの絵、エヴァン○リオンの漫画、ミニ○駆・・・中には初期のガンダーロボのプラモなんてものもあった。

あおい「ふぅ・・・何とか終わったね。」

小波「うん。」

ちなみに出したものはすべて部室の隣にある新しい倉庫に片付けた。
もうすぐ朝のHRの時間である。

小波「やる事はやったし、教室に行こうか。」

はるか「あ、二人ともこれ。」

七瀬が持っているのはパワリンだ。
早川の分と二本ある。

小波「ありがとう!」

あおい「さっすがはるか気が利くね!」

ゴクゴクとパワリンを飲む二人。

あおい「さ、今度こそ教室に行こうか。」

小波「そうだね。」

掃除用具を空っぽになった部室の中にいれ、三人は教室に向かった。


そして教室・・・

矢部「あ!小波君!なんであおいちゃんと一緒に居るでやんすか!?」

小波「あ、矢部くん!実は部室の整理してたんだ。」

あおい「そうそう。」

矢部「酷いでやんす!おいらも一緒にあおいちゃんとお掃除したかったでやんす!!」

早川は矢部をひっぱり、隅のほうに連れて行くとこう言った。

あおい「・・・君はまたゴミ箱に行きたいのかなぁ?」

矢部「ひぃぃ!ごめんなさいでやんす!!」

・・・やっぱり極道の(ry

小波「ん?何のこと?」

あおい「ん、何も無いよ。ねぇ矢部君(ギロリ)」

矢部「は、はいでやんす!何も無いでやんす」

はるか「あ、もう先生来ますよ。」

矢部「やばいでやんす!早く帰らないと先生が来てしまうでやんす!!」

ダッシュで矢部は帰っていった。
ちなみに矢部は3組だ。

『ガラララ!』

三井先生「みんなおはよう。では朝のHRを始める。」

とまぁこんな感じで朝のHRが始まった。


飛んで飛んで、放課後。(ごめんなさい。授業まで書けません;)

あおい「うーん・・・やっと終わった。」

無理も無い。早川はどちらかと言うと頭を使う事より、体を動かす事の方が向いている。(できない事も無いのだが。)
ちなみに今は矢部、早川、七瀬、そして小波が集まり、部員集めの準備をし始めている。

小波「じゃ、早速部員集めに行こうか。」

あおい「そうだね。じゃあはるかは2組頼むね。」

はるか「分かった。」

そういうと七瀬は早速勧誘に行った。

あおい「矢部君は・・・3組ね。」

矢部「ガッテンでやんす!」

矢部もそう言うと猛然と廊下を走り抜けていった。

あおい「小波君は4組お願いね。」

ここで小波は疑問に思った。

小波「あのー、あおいちゃんは?」

そう。ここで疑問になるのは早川はどこに行くのかだ。
恋恋高校では1年生は4クラスしかない。
そうなると早川は何処に行くのだろうか?

あおい「ボク?ボクは部室の掃除してるよ。」

小波「でももうほとんど終わったんじゃ・・・」

放課後、と言っていたのだが、昼休みあまりに

あおい「何?なんか文句でもあるわけ?」

小波「・・・無いです。」

あおい「よろしい。」

なんかこの前もこんな事あったような・・・と、思いつつ、4組に向かう小波だった。
そして数分後




全員が部室前に集まった。

あおい「どうだった?」

矢部「3組は1人いたでやんすよ。」

あおい「本当?」

矢部「フフフ・・・ジョージ、カモンでやんす!」

と、ジョージと呼ばれた男が矢部の横に来た。

ジョージ「どうも。アメリカから交換留学できた、ジョージ・FT(古川智之)です。
以後お見知りおきを。」

かなり練習したのか、日本語はうまい。
意味もきちんと理解しているようだ。

あおい「・・・どうも。
で、ポジションは?」

ジョージ「俺はアメリカではファーストをやってました。
これでも四番だったんですよ?」

これは頼もしい戦力が来たなと皆、思った。

あおい「ほー。
じゃあ即レギュラーだね。で、はるかは?」

はるか「私は3人かな。」

あおい「おー!いっぱいじゃん。
っていうか2組ってそんなに男子居たっけ?」

はるか「通りすがった人に声をかけたの。そうしたらみんなやってくれるって。」

見ると約一名ニヤニヤしている。
・・・どうせ七瀬色気目当てだろう。

あおい「(なんか腹立つなぁ。)右端のクルクルの髪の毛の人から順番に自己紹介をお願いします。」

待ってましたといわんばかりに東野もびっくりのチリ毛な奴が出てきた。

桂「桂小次郎です!最近、銀○にはまってます!ポジションは外野です。」

西「西です。ポジションはショートです。
・・・ってか俺なんでこんなところ居んの?」

アバンテ「そういうなって。アバンテ少年MkⅡです。趣味はミニ四駆、ポジションはライトです。」

・・・ごめんなさい。人の名前は考えれません。ジョージ君、管理人にいたっては名前そのまんまだし。

あおい「うーん。みんなパッとしないけど、まぁいいか。野球できるなら。」

小波「それ言いすぎ。」

あおい「・・・そういう小波君は何人見つけてきたの?」

小波「・・・すいません、見つかりませんでした。」

あおい「ふーん、それなのになのにそんなこと言うの。
・・・君は毎日素振り1000本。」

小波「え!?あ、あおいちゃん!いくらなんでもそれは・・・」

あおい「返事は!?」

小波「・・・はい。」

小波は絶対結婚したら尻にしかれるタイプだなとその場に居た全員が思ったのは当然だ。

あおい「さぁ、部員も大体揃ったし、練習しますか!」

矢部「え?あおいちゃん、道具はどうするでやんすか?」

はるか「あ、それならあそこに・・・」

見ると山積みにされたバット、ボール、カゴなどがある。

矢部「何でこんなにあるでやんすか!?」

はるか「家の人に頼んで買ってもらいました。」

小波(マジで七瀬さんの家ってでかいんだなぁ。)

矢部「すごいでやんすねぇ。」

小波「じゃ、道具も揃ってる事が確認できたし、やりますか!」

全員「オー!」

かくして、恋恋高校の練習が始まったのだ。
そう。この時は皆が甲子園にいけるのだろうと全員が思っていたのだ。

あとがき

管理人「すいまっせーん。即興+才能の無い文なので非常に見にくいかと;」

あおい「すいませんじゃないでしょ!ボクのキャラ壊れてるし!」

小波「もう少し俺をマシな設定にしてくれ。」

矢部「オイラゴミ箱なんて入りたくなかったでやんす!」

ザコキャラ「ザコで統一しない!名前をもっとよく考えろ!」

管理人「すいません。マジで皆さんすいません。というかこんな風にあとがき書いてる時点でドン引きだよね!」

一同「もちろんだっ!!」

あおい「ってか普通自分の小説に自分を出す?」

管理人「だって名前書けないんだもん!考えられないんだもん!」

小波「時間の無駄なので次回予告。」

あおい「次回はボクと小波君がバッティングセンターに行くお話しだよ!」

矢部「オイラも行きたいでやんす!」

管理人「無理。内容をうっすら話しましょう。
小波と早川(もうあおいちゃんでいいですか?)が向かったバッティングセンターにはよくライバルとして登場するアイツが!
もちろん勝負します!場所は・・・」

あおい「あーもういいの!これ以上は話さない!)

小波「・・・強制終了だな。」

ブツンッ!

本当のあとがき?

すいませんね。どうせ文がだめですよ。無理ですよ。
でもね書きたいんですよ(苦笑)↑のあとがきとかメッチャしたかったし。
さぁ、もう12時だ。大方二時間かけて訂正ですよ;
・・・でも北橋にまた指摘されるんだろうなぁ。
『恋恋高校3話』


しばらく歩いただろうか。恋恋高校からはかなり離れ、今は商店街に差し掛かった。
三人はテクテクと商店街を歩いて行く。周りにはたこ焼き屋や洋服屋、他にも色々な店が並んでいる。
と、ここで早川は突然話をしだした。

あおい「ねぇ小波君。」

小波「何?早川さん。」

あおい「そ、その上の名前で呼ぶのやめてくれるかな?あおいで良いよ。」

矢部「うおー!あおいちゃん!!」

あおい「あんたは呼ばなくていいのよ!(バキッ!)」

矢部は顔面にグーパンチを食らってその場に倒れこんだ。
商店街を歩く人は皆、驚いて三人を見ていた。
・・・まぁ当然か。

矢部「うーんでやんす・・・(バタッ)」

小波「(こ、怖ーー!)わ、分かったよあおいちゃん。」

あおい「うん。じゃ、変態メガネはほっといていこう。」

小波「え、でも・・・。」

あおい「早くいこって!(ズルズルズル・・・)バイバーイ変態君!」

矢部「ひ、酷いでやんす・・・置いて行かないで欲し・・・」

矢部の言葉は途切れた。というか途切れるしかなかった。

あおい「うっさい!この変態メガネ!!」

矢部「(バキッ)ギィィニャァァァァァァァァァァアアアでやんす!!!(バタ・・)」

早川は矢部の顔を思いっきり蹴飛ばし、再び小波を引きずり、歩き出した。

小波(怖いよぉ!人の顔蹴ったよ・・・)

あおい「はやくはやく!(ズルズルズル・・・)」

小波は矢部にハンカチを振りながら引きずられている。
が、矢部はもう顔を上げる事すら不可能だった。


そして小波の家。

小波「結局、矢部君は置いてきちゃったね。」

あおい「いいのよ。あんな変態。明日今日決めた事を伝えましょ。」

小波「そ、そうだね。っとその前におやつ持ってくれからちょっと待ってて。」

と、小波は部屋を出た。

あおい「うん。早くしてねー。」

小波の部屋は意外ときれいで、野球少年らしくベットの横にはポスターが張ってある。
ロッテの里崎だった。恐らくどこかの消防ポスターを貰って来たのだろう。
火の用心と書かれている。

あおい(へー。里崎のファンなんだ。)

小波「あおいちゃんおまたせー。(ガンッ!)ん?なんだろう・・・!!」

その光景に小波は絶句した。

あおい「いったー!」

小波(し、しまったー!!)

そう。小波は早川の腰にドアをぶつけてしまったのだ。
小波はその瞬間さっきの矢部の時の惨劇を思い出した。

あおい「いたた・・・酷いよぉ小波君!」

小波「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃぃ!!(ガンッ!ガンッ!ガンッ!)」

小波は頭を打ちつけ土下座していた。矢部のようにならない為に力いっぱい謝っていた。
しかしやりすぎでフローリングの砂によって傷ができたのか頭部からほんの少し血が出てきている。

あおい「ちょ、そこまでしなくても・・・」

小波「お命だけはぁぁぁぁぁぁ!!!」

あおい「・・・何言ってんの?小波君。」

ハッと顔を上げた小波。
小波にしたら意外な言葉が出てきたから当然だ。

あおい「別に怒ってないよ?ボク。」

小波「ほ、本当?」

あおい「しつこいなぁ。・・・それともあの変態と同じ目にあいたいの?」

ギロリと睨む早川。怖すぎる。
・・・将来の夢は野球選手より極道の妻の方がいいのでは?

小波「い、嫌です。」

あおい「ならよろしい。」

小波の持ってきたジュースを飲む早川。そして小波も自分の持ってきたクッキーを食べながらジュースを飲んだ。

小波「で、明日はどうしようか。」

あおい「んー、とりあえず朝から要らない物を出して、放課後は部室の掃除だね。」

小波「でも掃除道具はどうしよう・・・。」

あおい「あー、それははるかに言って貸してもらうよ。はるかの家大きいからいっぱい道具あるし。」

小波「はるかって?」

あおい「あー、小波君にまだ話してなかったか。
ボクの親友。七瀬はるかっていうんだ。明日連れて来るよ。」

小波「へぇー、そうなんだ。」

いったいどんな人なんだろうなどと小波が考えているとふと頭によぎった。

小波「・・・そうなったらすること無いね。」

そう。もう何もする事も無いのだ。っていうかなんでこれだけのためにあんたらは集まってるんだ?
しかし、早川は聞きたいことがひとつあった。

あおい「ボク聞きたい事があるんだ。」

小波「なに?あおいちゃん」

あおい「実はね・・・」

早川は4年前のあの事を話した。
キャッチボールしたこと。小波と名字が同じ事。
恐らく七瀬にもずいぶんと話したのだろう。スラスラと上手に話していった。
そして話の終盤に差し掛かった時、小波は話し始めた。

小波「んー、それはうちの親父じゃないな・・・」

あおい「どうして?」

小波「いやうちの親父、魚屋だし。」(7の主人公の父は魚屋なのだ!)

あおい「そ、そうなんだ。(じゃあ違うな・・・)」

小波「ところでさ、あおいちゃんはその人に憧れて、プロを目指しているんだ。」

あおい「うん。あ、でもそれだけの理由じゃないんだけどね。」

小波「そうなんだ。で、ピッチャーを目指し始めたんだ」」

あおい「そうだよ。あ、でもそれだけの理由じゃないからね。」

一部の読者には分かるだろうが、7の時点での早川のプロになる理由は、
母親と早川を捨てた父に会うため。
でもそれ以降は女性選手の支えになれば、という理由でプロになった(もしくは現役を続けている)
と言う設定になっている。

小波「そうなんだ。」

あおい「小波君はキャッチャーだよね。」

小波「何で分かったの?」

あおい「あれ見たら分かるよ」

早川は里崎のポスターを指差した。

小波「あっそうか。そりゃそうだよね。」


ここで唐突ですがお二人+変態君(矢部)の小説内の能力を。

早川あおい
右投げ右打ち アンダースロー
コントロールA
スタミナD
カーブ 2
シンカー 5 
特殊能力
短気、変化球中心、キレ○

小波龍武
右投げ右打ち 掛布打法
ミート C
パワー B
走力  C
肩力  A
守備  A
エラー回避 A
守備位置 捕手
弾道  4
特殊能力
AH、守備職人、送球○、キャッチャー◎、ブロック○

矢部昭雄
右投げ右打ち スタンダード1
ミート E
パワー C
走力  A
肩力  E
守備力 C
エラー回避 C
守備位置 外野
弾道  3
特殊能力
チャンス×

以上です。
何だよこれ高校一年生の能力じゃねぇ!っていう突っ込みはなしで。
ではまた小説内へ・・・


あおい「というとロッテ志望?」

小波「うん。あおいちゃんは?」

あおい「うーん、ボクは入れるならどこでも良いや。」

小波「ふーん。同じチームに入れるといいね。」

あおい「うん!」

小波「・・・」

あおい「・・・」

小波(まずいなぁ。もう話すネタなんて無いぞ?どうしよう・・・)

あおい(何話せば良いのかわかんないよ・・・)


しばらく沈黙が続き、小波はある物の存在を思い出した。

小波(そうだ!あれがあったはず!あれならあおいちゃんも・・・)

小波「あおいちゃん」

あおい「な、何?小波君。」

突然話しかけられてびっくりしたのか、早川は少し声を裏返してしまった。

小波「ゲームしようよ。」

あおい「いいよ。で、何のゲーム?」

小波「これこれ!」

小波が持っているのはパワプロだった。ってかこれパワ小説だよね?出していいの?
野球好き同士、野球のゲームなら盛り上がる・・・はずだった。

あおい「お、これボク得意なんだー。」

小波「え?そうなの?(どうせたいした事無いんだろう。よーしここは・・・)」

あおい「・・・小波君なんか企んでるんじゃない?」

小波「そんな事無いよぉ!(ニヤニヤ)」

あおい「まっ、いっか。」

あおい「ねぇねぇ、どうせならなんか賭けようよ。」

小波「い、いいねぇ。じゃあ、勝った方が好きなことを負けた人にさせるってのは?(よっしゃぁ!必ず勝ってくれる!)」

小波は自分の考えていた事を言われて少し驚いたが、思惑通りになったので良しとした。
そう、小波もれっきとした高校生。矢部よりはマシだが、少しは変態的妄想も考える。
勿論勝ってあおいに変態的行為をさせる・・・そんな事を考えたのだ。

あおい「いいねぇ。じゃあまずアレンジでチームを作ろ!」

小波「あ、俺いいよ。もう作ってあるから。」

あおい「そう。じゃあ早速ロッテをベースにっと。
村田も(OBの村田です。140kmを今でも投げるすごい人。作者は大好き。)入れてと・・・・」




それから十分後・・・



小波「ロッテ対決になっちゃったね。」

あおい「気にしないの!ほら始まったよ。」

小波が後攻。ちなみに両者のオーダーはこれである。

小波ロッテ
1番 西岡    遊
2番 今江    三
3番 サブロー  中
4番 里崎    捕
5番 福浦    一
6番 ベニー   左
7番 フランコ  二
8番 谷     右
9番 バスクチ  DH
先発 渡辺

なにやら適当感あふれる小波チーム。(管理人の作るチームは阪神くらいです;)
それに対して早川。

早川ロッテ
1番 赤星    中
2番 イチロー  右
3番 王     一
4番 長嶋    三
5番 掛布    DH
6番 古田    捕
7番 松井    遊
8番 金本    左
9番 藤本    二
先発 村田

と、こちらもかなり適当。基本的にOB中心といういかにも管理人的なオーダーだ。(ぇ
そして今パワプロでイチローは使えない(メジャーに居るから)という突っ込みもなしで。

小波「フフフ・・・俺の本気を受けてみろ!」

実況「三振!村田、三者連続三振!」

あおい「・・・弱いね。小波君」

小波「(グサッ!)そ、それを言わないで・・・
仕方ない。きっちり抑えるぞ!」

実況「赤星打ったー!センター前ヒット!」

小波「くっそー!きっとたまたまだ!次は討ち取るぞ!」

しかしこれからが地獄だった。

ウグイス嬢「二番 センター イチロー。」

実況「さぁここでチャンスに強い、イチロー!」

小波「よーし、(ここはシンカーだな・・・)くらえ!」

あおい「えい!」

小波「え?」

早川は強振でうまくジャストミートさせた。

実況「打ったー!レフトベニー一歩も動かない!場外ホームラン!」

小波「あ、悪夢だ・・・」

この後も10点入れられ、ようやく交代したと思ったらまたも連続三振。
悪夢は最終回まで続いた。
そして終わってみれば・・・

早川ロッテ31-小波ロッテ3

あおい「はぁー楽しかった!」

小波「悪夢だ・・・これは悪い夢だぁぁぁぁああ!!」

あおい「はい小波君罰ゲーム決定!!」

小波は罰ゲームの存在と早川の性格を思い出した。

小波(ま、まずい。あおいちゃんの性格からしてきっとドSな注文だ!)

あおい「じゃあねぇ・・・」

小波(なんだろう・・・ケツバット?それともいきなり・・・撲殺!?)

あおい「来週の日曜日にバッティングセンター行こ!」

小波「うわぁぁぁぁああ!!・・・ってあ、あれ?そ、そんな事でいいの?」

あおい「うん。っていうか何を考えたの?」

小波「べ、別に何も。」

小波は早川に視線を合わせない。
というか合わせられない。

あおい「あ、もしかして酷い事されると思ったでしょ!」

小波「(ドキッ!)そ、そそそそんな事は・・・」

その通りのことを言われた小波は焦った。
まさかこうもピシャリと当てられるとは。

あおい「いーや!思った!!その証拠に相当焦ってるもん!」

小波(うぅ、どうしよ・・・)

あおい「まぁいいや。今回は許してあげる。その代わり今度こんな事があったら・・・(ギロリ)」

小波「き、気をつけます。」

あおい「おっともうこんな時間だ。もう遅いしボクもう帰るね。」

小波「送っていきましょうか?あおい様。」

かなり恐縮している小波。

小波(っていうか怖い目にあったから当然だろ!)

あおい「・・・大丈夫。またね!」

小波「う、うん。また明日。」

こうして小波の長い一日は終わった。

ちなみに矢部は・・・

矢部「うーん・・・ここはどこでやんす?
・・・なんか臭うでやんす。」

ゴミ箱の中にいた。

矢部「お、おいらなんでこんなところに・・・ん?」

なにやら紙切れを発見した矢部は狭い空間の中でほんの少しの光でそれを読んでみた。

矢部「なになに・・・『お前はここに住め。byあおい』
・・・やんすぅぅぅぅぅ!!?」

翌日、フタを閉められたゴミ箱から矢部が発見されたのは言うまでも無い。
M4も無事終わりまして、レポを書くつもりがなーい。
ってか時間がなーい

っと・・・↓に小説があるのですが、何名かの方に「もう少し改良点があると言う事でご指摘を頂いたんですが、
私用でいるので全部うpろうかと。
あ、ちなみに12話まであります(ぇ
まずは2話ー



『恋恋の夏2話』


少女がテクテクと始業式が行われる体育館に向かっていると後ろから声がした。

???「おーい、あおいー!」

あおいと呼ばれたのは紛れも無い4年前のあの少女だ。
本名は早川あおい。
髪の毛は緑色で特徴のあるお下げ。顔つきはどこと無く男の子にも見えるが中学ではなかなかの人気だったそうだ。

あおい「どうしたのよ?はるか。大声なんか出して。」

はるかというのは叫んでいた少女。本名は七瀬はるか。
早川によると普段はおしとやかで、俗に言うお嬢様らしい。
この二人は中学校時代からの親友で、あおいははるかに頭が上がらない。

はるか「はぁ、はぁ・・・・どうしたじゃないよ!今日一緒に行くって約束だったでしょ!」

あおい「あ、ごめん。」

はるか「はぁ・・・あおいはホントすぐに忘れるんだから。」

あおい「ホントごめん。ちょっと考え事してて。」

はるか「ふーん、あおいにしては珍しいねー。もしかして男の子とか期待してる?」

あおい「う、うるさいなぁ!第一、ここは今年から共学になったんだから男子なんてほとんど居ないでしょ!」

そう。ここ恋恋高校は今年共学になったばかりで1年生の1割に満たない位の男子しか居ないのである。

はるか「ふふふ・・・冗談だよ。第一、男勝りなあおいがそんな事思うわけ無いじゃない。」

はるかは見た目によらず結構毒舌である。
早川も今まで散々な事を言われてきた。

あおい「んもう。はるかには敵わないや。」

はるか「あ、もうこんな時間だ。あおい、早く体育館行こう。」

あおい「そうだね。」

『テクテク』

体育館の中に入るとそこにはパイプいすが並べられ、両端に大きな花が添えられている。
さらには真ん中におおきな日本の旗と恋恋高校の旗が掲げられている。まさに入学式といった所か。
そして早川と七瀬はパイプいすについた。と、同時に校長がマイクが設置された舞台に上がっていく。
早川は長くならない事を祈るが、短く話を終わらせる校長などまぁ居ないもので・・・

校長「えー、であるからして・・・」






「あおい、あおい!」

あおい「ふぁーあ・・・なにはるか?」

非常に眠たそうに早川は言う。

はるか「何じゃないよ。移動だよ。」

あおい「え!?もうそんな時間?

どうやら早川は寝てしまったらしく、気がつけば教室に移動する時間になっていた。
と、その前にクラス発表を見に行かなくてはならない。

あおい「えーと、ボクのクラスは・・・あ、あった。はるかも一緒だよ!」

はるか「ほんとだ。じゃ、今年もよろしくね。」

あおい「うん。」

ふと男子の方を見てみた。すると・・・

あおい「!!・・・嘘・・・でしょ?」

はるか「どうしたの?あおい。」

あおい「う、ううんなんでもない。早く行こ。」



そして指定された教室に行く。ちなみに早川達は1組だ。

先生「私が担任の三井です。よろしくお願いします。」

『パチパチパチ』

教師の挨拶が済み、学校の規則などについて説明し始めた。
いつもの早川なら聞かずに寝てしまったりするのだが今日は違った。

三井先生「えー、部活については以上だが、何かある人ー。」

『はい!』

三井先生「んーと、早川さん。」

席の書かれた表を見ながら先生が言う。そして早川は質問を始めた。

あおい「部活を作るにはどうすればいいんですか?」

???「俺も聞きたいでーす。」

あおいはびっくりした。なぜならばこのクラスにたった一人しか居ない男子がそう言ったのだから。

三井先生「なんだ小波君も。」

はるか(へぇー。だから驚いてたんだ。)

はるかはさっき早川が驚いていた事に納得した。
なぜなら小波という名前は中学校時代、耳にタコができるほど聞かされたからである。

三井先生「じゃあ説明するね。
この学校で部活を作るには顧問の先生一人をまず見つけて、その後校長先生に承諾を得るんだ。
そうすれば部ができるんだけど・・・もし人数があまりに少なかったら愛好会という事になるんだ。
愛好会と部はほとんど変わりないんだけど、1年後に人数が足りなかったら廃会。これが部活の作り方だよ。
分かった?」

あおい・小波「分かりましたー。」

三井先生「よろしい。では今日はこれまでです。また明日会いましょう。さようなら。」

クラス一同「さようなら!」

『ガヤガヤ・・・』

はるか「ね、あおい。」

あおい「ん、何?はるか?」

はるか「あおいがさっき驚いてたのって小波君のことでしょ。」

あおい「え!な、何でそんな事・・・」

はるか「だって毎日のように話してたじゃない。」

あおい「でも彼は違うよ。ボクが見たのはプロ野球選手だよ?こんなところに居るはずが・・・」

居るはずが無い。そう続けようとしたその時だった。

小波「俺が何だってー?」

あおい「うわっ!びっくりしたぁ!
な、なんでもないよ。」

急に小波が横から現れた。

小波「ふーん。そう・・・まぁいいや。じゃあね早川さん。」

あおい「あ、あれ?何でボクの名前知ってるの?」

七瀬はなにやら書いている。
しかも妙にニヤけている。
・・・何か思いついたらしい。

小波「なんでって・・・さっき先生に呼ばれてたじゃん。」

あおい「あ、あぁそうか・・・。」

小波「あ、そうだ聞きたい事があったんだ。」

あおい「何?」

小波「早川さんって何の部活作るの?」

あおい「えーと・・・笑わないでね?
・・・実はボク、野球部作ろうと思ってるんだ。」

小波「へー。じゃあ一緒だね。」

あおい「え!?き、君も?」

小波「うん。でも人数足りなくてさぁ。」

あおい「そうなんだよねぇ。ここの学校男子の数少ないし・・・ってあれ?はるかは?」

ふと気づくと七瀬がどこにも居ない。トイレでも行ったのだろうかと思い、何の気なしに机の上を見てみた。
なにやら手紙がある。

あおい「えーと、なになに・・・?」

『二人ともいい感じなので帰ります。
はるか』

どうやらさっき書いていたのはこれらしい。

『プチッ!』

あおい「『グシャァ!』何言ってんのよはるかぁぁぁぁ!!!」

小波「は、早川さん?」

何か糸が切れたような音がし、早川は七瀬の手紙を破り捨て、
それでも収まらず、机をちゃぶ台返ししようとした瞬間、小波が慌てて入った。

小波「あ、あのー。早川さん?」

あおい「あ、あぁごめんね?小波君。
えーとどこまで話したんだっけ。」

小波「に、人数が足りないってとこまでだよ。(怖いよぉ・・・)」

あおい「あ、そうそう。えーと、今ボクと小波君で二人でしょ。あとは一年生の男子の中から7人か。」

小波「あ、もう一・・・」

小波が何か言おうとしたその時。

???「ふっふっふ。ついにオイラの出番でやんすね?」

小波「あぁー矢部君。居たの!」

後ろのドアの方を見るといかにも「オタクです。」って感じのメガネをかけた少年が立っていた。

矢部「酷いでやんす!オイラずっと職員室で待ってたでやんすよ!」

小波「ごめんごめん。この子と話してたから。」

矢部「誰でやんす?そのかわいこちゃんは。」

小波「えーと、彼女は早川あおい。野球部を作ろうとしてたんだ。」

あおい「誰?この子。」

小波「あー、中学からの親友で矢部君。」

矢部「よろしくでやんす!
しかし女の子なのに野球でやんすか?」

あおい「女が野球をしちゃいけないの!?」

早川はいつか言った言葉を矢部に言った。

矢部「そ、そんなこといってないでやんす。ただ珍しいって・・・」

小波「そんなことよりさ、矢部君。申請届け貰って来た?」

矢部「やんす!この通りでやんす。」

小波「威張って言うほどの事じゃないと思うけどなぁ。」

小波は申請届けと書かれた紙を受け取った。

あおい「でも人数足りないんじゃ・・・」

矢部「とりあえず愛好会を立ち上げるでやんす!そんでもって人を集めて部にするでやんす!!」

小波「そゆこと。膳は急げだ!矢部君、早川さん、行こうか!」

二人「はーい(でやんす!)」

『テクテク』

あおい「ところでまずどこに行くの?」

小波「まず顧問を見つける為に職員室・・・・」

矢部「あ、それならオイラ保健室の加藤先生に話をつけたでやんす。」

小波「いつの間に・・・まぁいいか。じゃ、校長室に行こう!」



校長室前



『コンコン』

校長「ん?あぁ、入りなさい。」

三人「失礼しまーす(でやんす)」

校長「で、なんだい?君達。」

小波「実はですね・・・」

小波は愛好会を作りたいという事を校長に頼んだ。それに対して校長はこうだった。

校長「よし。分かった。部室は一番奥のグランド側の物置のところを使いなさい。これがその鍵だ。」

小波「はい確かに。」

校長「これでいいかな?ワシは今忙しいのでな。」

三人「はい。ありがとうございました!」

校長「ウム。」

『バタン!』

校長「ふぅ・・・若いというのはいいものだな。」






小波「結構あっさり決まったね。」

あおい「うん。てっきりもっともめるかと思った。」

矢部「そんなことより明日はどうするでやんすか?」

小波「うーん。明日は部室を掃除して、出来れば部員の勧誘もしたいなぁ。」

あおい「無理なんじゃない?だってさっき物置だって言ってたじゃない。絶対汚くて片付け遅くなるよ?」

矢部「そうでやんす!」

小波「言われてみるとそうかなぁ。じゃ、明日の事を決めるために俺の家に集まろう!」

二人「オー!(でやんす!)」

それから小波の家にみんなで向かう事になった。

あとがき

ふぅ。しんどいですね。
七瀬の口調がイマイチ分からん(汗)
『恋恋の夏。』



入学シーズンである3月。とある少女はある思いを募らせて恋恋高校と書かれた高校の前に立っている。

少女「ここが・・・ボクの・・・」

これは4年前の丁度このころのしかもこの近くでの出来事である。





少女「女が野球をして何がいけないの!?」

少女が二人の少年に向かって罵声を浴びせる。

少年A「だってさぁ、球威もないし、体力的にも男子に劣るだろう?」

少年B「そうそう。大体なんで野球なんか始めたんだよ。ソフトだってあるだろうに。」

少女「だってボクにはやらなきゃならない事があるんだもん・・・」

少年A「なんだそれ。まぁどうでも良いや。どっちにしろ俺達はお前とは一緒に野球をしないよ。」

どうやら少女は野球がしたいようだった。
が、女子で野球をする者など子の少女一人でどんな男勝りな女子でもみんなソフト部に入っている。

少年B「そ、足手まとい『ガン!』」

「足手まといになる。」そう言おうとした少年の声は突如現れた音共に途切れた。

少年B「いったたた・・・何すんだよこの野郎!」

『コロコロ・・・』

少女「もういい!君達なんかに頼んだボクがバカだったよ!」

少年A「クソッ!なめやがって!やっちまえ!!!」

少年がそう言うと少年の友達と思われる男の子数人が少女の手をつかみにかかる。
さすがにあれだけ男勝りな少女も驚いてその場に座り込んでしまった。

少女「ちょ、何すんのよ!やめてよ!!」

と、同時に何か大きなものが目の前を覆い、視界が暗くなった。

少女「えっ?」

少女が驚いて向けた視線には野球のユニフォームを着た大きな男の人が立っている。
ユニフォームの背には大きく「1」と書かれている。どうやら背番号からしてピッチャーらしい。

謎の男「こら!女の子を虐めちゃだめじゃないか!」

少年A「うわっ!逃げろー!!」

少年達は一目散に逃げていった。それを見届けるようにしていた男は少女に向かうようにしてしゃがんだ。

謎の男「大丈夫かい?君。」

少女「は、はい!」

謎の男「そう、良かった。」

そういって男は少女に手を貸した。手は豆だらけだった。恐らく素振りで出来た物だろう。
そして、白地にオレンジのユニフォーム。これはまったりキャットハンズのユニフォームだ。
少女はすぐに野球選手であることが分かった。

少女「あ、あの・・・ありがとうございます!」

謎の男「いいって。でもいくらなんでもボールを投げるのは良くないよ?」

男は最初から見ていたようだ。だから少女が少年に向かってボールを投げた事も知っていた。

少女「ごめんなさい・・・」

謎の男「べ、別にいいんだよ?分かれば。ね?」

男はそれまで元気にしていた少女はここまで落ち込むとは思わなかった。
これではまずいと話を切り替えた。

謎の男「ところでさっき野球がどうのって言ってたけど・・・。」

少女「は、はい!ボク実は野球がしたくて!!」

謎の男「そう。じゃあおじさんとキャッチボールしようか!」

少女「え、でも・・・」

謎の男「大丈夫。手加減して投げるから。」

しかし、少女はなかなか頷かない。

謎の男「・・・お友達の方が良かったかな?」

少女「いえ、違うんです!・・・おじさんプロ野球選手でしょう?ボクなんかと遊んでる暇なんか・・・。」

謎の男「なーんだ。そんな事か!大丈夫。今はお休みだから。」

少女「じゃ、じゃあお願いします!・・・ところでおじさん、名前はなんていうの?」

謎の男「ん?俺かい?俺は小波って言うんだ。」

男は答えながらなにやらカバンの中を探っている。

小波「あ、あったあった。」

出てきたのは子供用のグローブだった。

小波「さぁ、始めよう!」

少女「な、なんでおじさんそんなもの持ってるの?うわ!『パシッ』」

不意な事だったので少女は何とかボールを取り、力いっぱい投げ返す。小波は話を続けた。

小波「おじさん野球をしている子供達を見るとね一緒にキャッチボールしたくなるんだ。
でもね、中にはグローブを持ってなくて仲間はずれにされちゃう子も居るからこうして持ち歩いてるんだ。」

少女「ふーん。そうなんだぁ。」

キャッチボールをしながら男は答える。
しばらく二人はキャッチボールを続けていた。


それから数時間後・・・



『パシッ!』

小波「ナイスボール!うまいじゃないか。君は才能があるねぇ。」

少女「エヘヘ・・・」

キャッチボールし始めて数時間。なのに少女は最初に比べコントロール、球速、共にものすごい上達振りだった。
そのしなかなフォームから放たれる球は繊細で、でもどこか力強い。そんな球だった。

小波「これなら男の子にも負けないよ。」

少女「ほんとに?」

小波「ああ。嘘は言わないよ。
・・・・ところで君はどこを守りたいんだい?」

ユニフォームを見て野球選手と分かったのだ。
きっと守備位置も詳しいのだろうとどこを守りたいのか聞いてみた。

少女「ボクは・・・ピッチャーがしたいです!」

小波「そうか・・・じゃあ人一努力しなくちゃいけないな。」

少女「はい!!」

しかし楽しい時間はあっという間に過ぎていく。気がつけばもう辺りは暗くなり始めていた。

少女「あ、ボクもう帰らなきゃ!」

小波「そうだね。こんな時間だし。送っていこうか?」

少女「いいよおじさん。家すぐそこだし。」

小波「そう。じゃあね。また会えることを楽しみにしてるよ。」

小波が立ち去ろうとしたその時であった。

少女「あ、おじさん!」

小波は振り返った。続けて少女は言う。

少女「あ、明日も来てくれる?」

小波「うーん・・・いいよ!かわいい女の子の為だ!明日も来よう。」

少女は目を輝かせて言った。
まさに今が幸せの絶頂だ。と言わんばかりの笑顔で。

少女「じゃあまた明日!」

それから一週間ほど歳月は流れた。
少女はあれから毎日小波とキャッチボールをしていた。そして勿論今日もそのつもりで来たのだ。

少女「遅いなぁ、おじさん・・・。」

昼からずっと待っているのだが小波はいくら待てども来ない。
ふと気づくと夕方になってしまった。他の子供達はみんな帰り支度をし始めている。
そろそろ帰らなくてはいけない。ベンチから腰を上げようとしたその時だった。

???「あぁ君か。小波君が言ってたのは。」

80台半ばだろうか。見るからにおじいさんな男の人が小波の名を口にし、少女に話しかけた。そしてこう続けた。

おじいさん「あのな、お譲ちゃん。最近、君と一緒にキャッチボールしてたおじさん居ただろう?」

少女はコクリと頷く。

おじいさん「あの人はね。用事があるから今日来れなかったんだ。でね、君に渡してほしいっておじいさん頼まれてねぇ・・・」

おじいさんはなにやらガサガサと袋の中身を取り出した。

おじいさん「ホレ!」

少女「うわぁ・・・」

おじいさんが取り出したのは真っ赤なグローブとボールだった。グローブには「01」と刺繍が入っている。
少女は目を輝かせてそれを見ている。

おじいさん「これをね、君が大きくなったら使いなさいっておじさん言ってたよ。」

少女は目をキラキラと輝かせながらグローブをはめる。

おじさんがくれたグローブ。

1週間ずっとキャッチボールしてくれていたおじさんのくれたグローブ。

しかしおじいさんの言うとおり、大きくなってから使えるようにと少し大きいようだった。

だがどこかしっくりくるな、と少女は思っていた。

おじいさん「じゃ、ワシはこれで・・・」

「どっこらせ」とベンチからおじいさんは立つとヨボヨボと歩き出したその時であった。

少女「おじいさん!」

おじいさんに向かってジッと瞳を見つめてなにか言いたそうにしている少女。

おじいさん「ん?なんだいお譲ちゃん。」

少女「あのね、ボク・・・・」

少女は続けた。

少女「ボク、絶対プロ野球選手になるから!だから絶対それまでプロで居てねっておじさんに伝えて!!」

おじいさん「あぁ、分かったよ。」

おじいさんはニッコリと微笑み、優しい口調で答えた。
そして再びヨボヨボと歩きだし、少女はそれを見えなくなるで見送った。




それから4年の歳月が流れ・・・




少女「ここがボクの高校か・・・」

少女は深呼吸し、門をくぐった。
ひらひらと桜の花が舞っている。
そう。もう少女は高校生になったのだ。
カバンの中にはあの時の「01」の刺繍の入ったグローブが当時のままと言って良いほどきれいな状態でカバンに入れられている。

少女「さぁ・・・これからだ。」

これから少女のまさに一か八かの賭けが始まるのだ。



あとがき

はい。見てのとおり恋恋高校の小説につなげます。
しかし名前を出せないと書きにくい(汗)
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誕生日:
1992/02/12
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学生。
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ミニ四駆、ラジコン、読書、ゲーム・・・etc
自己紹介:
夏だ!ミニ四駆だ!パワプロだぁぁ!!
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